漫画の受賞作は売る時に高値が期待できるって本当?

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漫画を売る場合、高値の査定が付く条件として本の状態や発売日からの経過日数があります。
この2つの条件を考えると漫画の買取り相場は発売日から日が経てば経つほど下がっていくのが基本ですが、稀にその買取り相場が急に上がることがあります。

その理由の一つが漫画の受賞作です。
しかし、受賞作と言っても漫画の世界には様々な賞があるんですね。
例えば各出版社の新人賞とか、漫画雑誌(ジャンプなど)での受賞作なんかがあります。

そんな受賞作品の中でも漫画の買取り相場に大きな影響を与えるのが「マンガ大賞」です。

マンガ大賞はニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが発起人となって2008年から始まった賞です。
2018年で11年目を迎えます。今年は電子書籍も対象となっているんですね。

選考員は書店員を始めとする色々な職業の漫画好きな有志の方々です。
選考の対象となる漫画はその年の1月1日から12月31日までに出版されている、最大巻数が8巻までの単行本に限定されています。

つまり、すでに知名度の高い人気のある漫画本は選ばれません。
人気のある漫画は売る際の買取り相場でもすでに高値になっているケースが多いですが、マンガ大賞の受賞作はそれまでは一般にあまり知られていない知名度の低い作品もあるので買取り相場も一気に跳ね上がることが予想されます。
マンガ大賞の発表は例年通りであれば3月下旬に発表されます。

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なぜマンガ大賞の受賞作は他の作品より高く売ることができるの?

マンガ大賞の選考員は書店員が数多くいるので書店では毎年のようにマンガ大賞をポップなどで宣伝していますし、マンガ大賞の受賞作は映像化されることも多いので読んでみたいという人々の需要が高くなり、中古本が良く売れるので買取り査定額も高くなります。
需要も高くなり、選考対象となる作品の基準が最大8巻までなのでまとめ買いされやすいのです。このように注目度が他の賞よりも高く、購入しやすいので売るタイミングによりますが、高値が付きやすいです。
ちなみにマンガ大賞2018のノミネート作品がコチラ

『映画大好きポンポさん』 杉谷 庄吾【人間プラモ】
『映像研には手を出すな!』 大童澄瞳
『ゴールデンゴールド』 堀尾省太
『ダンジョン飯』 九井 諒子
『とんがり帽子のアトリエ』 白浜 鴎
『凪のお暇』 コナリ ミサト
『BEASTARS』 板垣巴留
『不滅のあなたへ』 大今良時
『メイドインアビス』 つくし あきひと
『約束のネバーランド』 出水ぽすか・白井カイウ
『ランウェイで笑って』 猪ノ谷言葉
『我らコンタクティ』 森田るい

もしマンガ大賞のノミネート作品を持っていてそろそろ売ろうと思っているならマンガ大賞が発表される3月下旬以降に買取に出しましょう。

過去のマンガ大賞の受賞作品の紹介

それでは過去のマンガ大賞の受賞作品も振り返ってみましょう。

2008年:『岳』 石塚真一
2009年:『ちはやふる』 末次由紀
2010年:『テルマエ・ロマエ』 ヤマザキマリ
2011年:『3月のライオン』 羽海野チカ
2012年:『銀の匙 Silver Spoon』 荒川弘
2013年:『海街diary』 吉田秋生
2014年:『乙嫁語り』 森薫
2015年:『かくかくしかじか』 東村アキコ
2016年:『ゴールデンカムイ』 野田サトル
2017年:『響~小説家になる方法~』 柳本光晴

マンガ大賞の他にも、「このマン」と呼ばれる「このマンガがすごい!」のTOP100で上位に選ばれた作品も注目度が高くなり高価買取に繋がるケースが多いです。

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